ほとんどがケージ飼いです
卵を生産する大きな養鶏場では、1つの建物(鶏舎)に数千羽から数万羽の単位で鶏が飼われています。ほとんどがケージ飼いです。ケージ1区画に数羽を収容(身動きが困難ほど)し、3段くらいで何列も並んでいます。ケージの床面は、少し傾斜がありますので、卵は自然に転がっていきます。それをベルトコンベアで集め、洗卵・選別して出荷されています。他の飼い方としてはフロアー飼い、平飼いという飼い方です。この飼い方は、比較的小規模の養鶏場で行われています。鶏舎内の床におがくずなどの敷料を入れ、巣箱を設置し、1区画に数十羽を1群として飼っています。
ブロイラーは、通常、上述した平飼いという飼い方です。採卵鶏と異なり、多数羽を1群として飼っています。8〜10週間で体重が2kgぐらいになれば出荷します。もちろん出荷された鳥は、衛生的な食鳥処理所で肉になります。
いずれにしても卵と肉を多く生産するためには、あまり運動をさせないように薄暗く(餌が食べれる程度)し、照明時間を調節する必要がありますので、自然の光が入らない窓無しの鶏舎になっている所が多いようです。
回答者/帯広畜産大学 三好俊三
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