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石井養豚の生産現場は、広い土地と人家からできるだけ離れた場所に、という考えから、とうとう山の頂に作られました。(阿讃山脈の一角、標高400m)
また、傾斜地を利用して、ユニークな階段状の堆肥舎を作りました。
豚肉作りばかりでなく、豚舎等にも色々工夫をしています。
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好天に恵まれ、雲ひとつない青空の下、いよいよ交流会の始まりです。
資料が配られ、生産者(近藤さん)から、豚舎や豚の生産等について、分かりやすく説明が行われました。
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最初は、母豚舎の見学から始まりました。
「いっぱい子豚がおっぱいに吸い付いてるヮ」
「かわいい!!!」
早速、質問です。
「1回のお産で、何匹の子豚が生まれるのですか?」
「12、3匹です」
「えーッ!、そんなに生むの」
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次は、子豚(育成豚)舎です。
大勢の人が覗き込んだため、子豚は、豚舎の中で右往左往。
「豚もこれくらいの大きさまでは、かわいいわネー」
「でも、大きくなったら、食べられちゃうのヨー」
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経営の一部として行われている放牧豚、放牧場(7000㎡)に14頭が飼育中です。
「豚も放牧できるのですか?」
「こんな広い放牧場なのに、豚の姿があまり見られないですネ」
「豚舎の中で寝てます。豚は神経質で、薄暗がりにいるのが好きなんですよ」
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肥育豚舎。
「窓が高い位置にあるので、脚立に上って見て下さい。気を付けて!!」
「どう、見える?」
「いる、いる。いっぱいいる」
「そこにいるのは、そろそろ出荷する豚です」
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出荷プラットホームで、出荷待ちの豚。
「ここで、出荷まで2時間ほど休みます」
「どうして、休むのですか?」
「なるべく、ストレスが掛からないようにしているのです」
「体重はどれくらいですか」
「110Kgを基準にしています」
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石井養豚センターの研修施設「とんじゃ」での、意見交換会が行われた。
会は、消費者側から意見・質問が出され、生産者からそれに答えるという、一問一答形式で進められた。
その内容は、最下段にまとめて掲載します。
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意見交換会の後は、待ちに待った、バーベキュー・タイム、
既に正午を大幅に過ぎており、おなかもぺこぺこ。
バーベキューの主役は、石井養豚センターが生産の豚肉、それに、おにぎり、パン、飲み物等など。
「ワァー、おいしそう」
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「どれを食べようかな」
「これは、豚のどこの部分ですか?」
「それは、スペアーリブです。バラ(胸)のところで、骨がついてますヨ」
「そちらは、肩のところです」
「いろいろあるのね」
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「おいしいわネー」
「いっぱい食べなくちゃー」
「パンもおいしいワ」
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「豚肉って、こんなにおいしかった?」
「うれしいワー、こんなに食べられて」
「満足、満足(笑)」
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「もっと食べようかしら(笑)」
「どうぞ、どうぞ」
「この豚肉は、どこで売っているのですか?」
「石井町のリーベ・フラウで買えます」
「他の所では売ってないのですか」
「残念ながら……」
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たくさん勉強した現場視察、活発だった意見交換会、お腹一杯になったバーベキュー、楽しかった時間は、あっという間に終わり、最後にみんなで記念撮影です。
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最後に締めくくりとして、畜産協会の高橋専務理事から閉会の挨拶が述べられました。
「……、生産者は消費者に安全安心な食品をお届けしようと、大変な努力をしております。その思いをご理解いただける良い機会だったと思います……」
消費者、生産者の双方の思いを理解する交流会は、このようにして終わりました。
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