浅野農場は、当別町の養豚農家で、SPF豚を飼養している。農場で生産された豚肉及び加工品は、札幌市内の「ミートショップ・マッキ」、当別町内で春から秋の期間に町内の生産者が出店している「はなポッケ」、宅配などで提供されている。
今回の交流会は、浅野農場や養豚・豚についての理解を深めてもらうため開催した。
参集者は、浅野農場の豚肉・加工品を購入したことのある当別町・札幌市内の消費者を選定した。
前日からの大雪で札幌近郊は、道路閉鎖がいたることろに見られ除雪車が走り回っている。かく言う私も交流会の会場までどうやって行こうかと思い「やれやれ、よりにもよってこんな日に当るあんて・・・」と気持ちはやや落ち込み。いつもなら当別までは30分の道のりが、迂回したり道路幅が狭くなっていたりして、倍以上の時間をかけて会場に着いた始末。「やっと着いた」とは思ってみたけれど、消費者の方は本当にこの雪の中、来てくれるのか、不安。
それでも、28名の方に来ていただき感謝しています。
浅野さんが挨拶の後、自分の農場の取り組みについて、農場や豚の写真を見せたり、HPを印刷したものを配布しながら、熱弁を振るって説明。浅野さんの豚肉はいつも見ているけど、実際に豚はみたことないと思うので、参加者は興味深げに聞き入っていた。
浅野さんからバトンタッチして、私のお話。
まず「皆さん、豚ってみたことありますか?」と聞いてみた。たぶん見たことあにだろうな、と思っていたけど案の定、見たことあった人は一人、しかも30年以上も前の事。そうだろうな。
で、説明 「皆さん、たぶん牛は見たことありますよね。この周辺でも車で走ると、牧草地に牛が放牧されているのをみかけることがあると思います。でも、たぶん豚は見ることは無いと思います。道内でも放牧豚というのはありますが、ほとんどは浅野さんが自分の農場を説明したように、豚舎の中で飼っています。それに病気が心配なので、人の出入りも制限していますので、一般の方が豚を見る機会はほとんど無いと思います。そんなこともあって、浅野さんの豚肉をご愛用されている方に浅野農場や豚のことについて理解してもらおうと思っています。」
参加者にアンケートをお願いしましたが、このアンケートの中にクイズを入れてあります。
・牛には胃袋が4つあるが、豚も4つある。
・牛は草を食べる草食動物ですが、豚もそうである。
・豚は生まれてから出荷するまで約1年半近くかかる
・豚は出荷する時には体重は300Kg近くになる。
・牛の乳頭は4つありますが、豚は2つである。
・豚は1回に子豚を2~3頭産む。
・北海道に養豚農家は約1000戸ある。
・SPF豚は、豚の品種のことである。
・北海道では、豚肉より牛肉の方が食べられている。
・豚は、大体年に1回ほど分娩する。
・豚は主に春先から夏にかけて子豚を産む。
このアンケートの回答を言いながら、豚のウンチクについて説明していった。
話が終わった後、お楽しみの試食会。
会場の田西会館に、浅野農場の豚肉を使った料理を出してもらって舌鼓。食べている間に浅野農場や豚の事についての質問等を受けながら、参加者との懇談を行った。
交流会が終わる頃には、昨日までの吹雪がウソのようにいい天気。「天気になって良かったね~」と言葉を交わしながら解散。
この交流会が浅野農場や養豚への理解を深めることになりますように。