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消費者と生産者の現地交流会

三田肉を訪ねて

�� 日時:平成21年2月3日(火)
■ 場所:勢戸牧場→しいたけランド“かさや”→パスカル三田
■ 参加者:消費者、生産者、(社)中央畜産会、(社)兵庫県畜産協会(主催)

三田肉を訪ねて

三田肉とは、兵庫県の三田地域の自然に囲まれて育てられた黒毛和牛・三田牛の肉のことです。

最初の訪問先は三田牛の生産農場である勢戸牧場。ここでは淡路の市場から8〜9ヵ月齢の子牛を導入し、現在400頭を肥育しています。

採光式の牛舎のため、内部は明るく、牛舎内が乾燥して清潔に保たれるというメリットがあります。一方で、夏は舎内温度が上がるというデメリットもありますが、勢戸牧場は風通しがよく、それほど夏の暑さは気にならないとのこと。
ちなみに、三田牛の生産農家は現在40軒で、合計で約2600頭が肥育されています。

次に、しいたけランド“かさや”で三田牛のステーキをいただきました。かなり霜降りですが、それほど脂っこくなく、やわらかくておいしい!という声が多く聞こえました。

最後に、JAが運営するパスカル三田で講習会が行われました。3人の担当者から、三田市の農業全般について概略説明と、兵庫県産和牛について、そして三田牛の生産・流通などについて説明が行われました。

講習会における主なQ&A

Aさん 三田肉を生産するうえで、エサや飼養管理など、統一の基準はありますか?

答え 生産する上での統一マニュアル的なものはとくにないが、コスト面の問題から統一管理するように進めている。三田牛は高くても買ってもらえるため、生産者があまり生産コストを意識していない部分もあるため、なるべく低コストで生産するように指導している。また、三田は稲作地帯でもあるため、仕上げ期に給与する三田産の稲ワラが、おいしい肉質に影響しているのではないかという意見もある。

Bさん 生産農場を訪問したときに、除角しない牛が目立ちましたが、これは何かこだわりがあるのですか?

答え 除角というのは経済動物という観点で行っているが、三田牛の生産者は、できるだけ自然の姿、昔からの飼い方にこだわっている人が多い。除角しないで角をしばるという方法もある。

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