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生産者情報

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財団法人神津牧場

事業社名 財団法人神津牧場
代表者名 場長 清水矩宏
所在地 群馬県甘楽郡下仁田町南野牧250
連絡先 担当者 須江英樹/TEL 0274-84-2363/FAX 0274-84-2362/Eメール kouzubokujyo@mist.ocn.ne.jp

��畜産物の生産・販売ルート
 
 
■特別な飼養管理の内容
財団法人神津牧場では、放牧主体で生産された畜産物を消費者の皆様にお届けしています。

特別な飼養管理情報

( 1)特別な飼養管理について
財団法人神津牧場は、群馬・長野県境の標高1375mの物見山山頂から東側斜面の標高750までの起伏の多い山中に位置し、面積387haの高原牧場である。  当牧場の歴史は古く、明治20(1887)年の開設である。草地で牧草をつくり、それをえさにして乳をしぼり、さらに加工して販売をするという総合的酪農を営む、わが国では初めての様式牧場として始まった。牧場名は創始者の神津邦太郎に由来し、何回か経営者は変わっているが、名前はそのまま神津牧場として現在に至っている。バターをつくるため初めからジャージー種を飼っていた。過去には他の品種もいたが、今はジャージー種のみの飼養を行なっている。現在、ジャージー種約200頭を飼養し、そのうち搾乳牛は約90頭である。飼養方法は放牧を主体にしたものであり、創業者神津邦太郎の、「草と牛は一体であり、草を乳に換える」精神に基づくもので、神津牧場の伝統である。 搾乳牛においても,春から秋までは昼夜放牧を行うなど,土地の条件に適合した山地酪農を実践している。搾乳牛の昼夜放牧技術は、明治時代の創生期にすでに確立した技術であり、連綿と現在に受け継がれている。1日2回(早朝5時及び午後1時)の搾乳時だけ放牧地からパーラーに戻すが、その時の100頭前後の牛の行列は来場者に牛とのコンタクトという意味で強い印象を与え、当場の呼び物になっている。 昼夜放牧の期間は、草地に草のある4月から11月で、約40haの草地に輪換放牧している。冬期間は、採草地20haから採った乾草及びロールベールサイレージを給与している。 日本の畜産は、世界的にも批判を招くほど自給飼料率が低いが、当牧場は100年以上前から、草地畜産に取り組み、現在に至っている訳である。
 
(2)生産者として消費者に伝えたいこと
当牧場の他にない特徴の一つに、ジャージー種の搾乳から牛乳・乳製品の製造・加工・販売まで,一貫した経営を行っていることが上げられる。 ポイントは、高脂肪、高蛋白質のジャージー牛乳のメリットを最大限引き出すことにある。特に、バターは明治22年から製造を始めており、わが国最初の市販バターである。神津邦太郎と親交のあった福沢諭吉も「カウヅバタ」以外はたべられぬと注文してきた記録がある。放牧主体のカロテンに由来する黄色のバターは、「神津牧場のゴールデンバター」として今日に至るも高い評価を得ている。その他、ヨーグルト、アイスクリーム、ソフトクリーム、チーズなどを製造・販売している。当牧場は山の傾斜地で牧草を作り、放牧主体に牛を飼い、牛乳を生産し、販売するという仕事を120年にわたり実践してきた。こういう形で少しでも食料自給率を高め、食の安全に役立つことを、多くの人に分かってもらえればと願っている。 当牧場の通常営業(売店・食堂)期間は冬季以外となっている。ホームページアドレスは以下のとおりですので、是非ご覧になって下さい。http://www.kouzubokujyo.or.jp/
 
(3)主な畜産物の小売販売店(平成19年9月末現在)
 
販売店名 所在地 電話番号
明治屋 広尾ストアー 東京都渋谷区広尾 03-3444-6221
明治屋 玉川ストアー >東京都世田谷区玉川 03-3709-2191
三越 恵比寿店 東京都渋谷区恵比寿 03-5423-1130
高島屋 高崎店 群馬県高崎市 027-327-1111
吉井物産センター 群馬県多野郡吉井町 027-388-3600
前橋北部農産物直売所「味菜」 群馬県前橋市荻窪町 027-264-3166
JA全農花木流通センター
「ふらわーらんど」
前橋市亀里町1307-1 027-220-2427
ららん藤岡
群馬県藤岡市
(上信越自動車道藤岡パーキング上線・道の駅併設)
0274-50-1147
佐久平ハイウェエイショップ
長野県佐久市
(上信越自動車道佐久平パーキング)
0267-66-3522
神津牧場ミルクバー(道の駅) 群馬県甘楽郡下仁田町 0274-82-3000
神津牧場 群馬県甘楽郡下仁田町 0274-82-2363
 

生産現場の風景等写真

■放牧中の牛たち
■朝、列をなして放牧地に向かうジャ−ジ−牛の行列
■夏休み親子牧場体験
放牧中の牛たち 朝、列をなして放牧地に向かうジャ−ジ−牛の行列 夏休み親子牧場体験

4月から11月は約40haの草地に放牧している。本来の食べ物である牧草を食べ、適度に運動する。家畜本来の機能を活かした飼い方である。


全身茶色のジャ−ジ−牛は体重が400キロ程で、白と黒のホルスタイン種と比べると二回り程小さく、山岳酪農に適している。乳牛は1日2回放牧地と牛舎を往復する。迫力ある「牛の大行進」を写真に撮る観光客も多い。


夏休みには、乳しぼりや燻製作り、星空観察や場内ハイキングなど1泊2日の牧場体験も行っている。


■広大な採草地から荒船山を望む
■神津牧場の乳製品たち
■現在の加工場内
広大な採草地から荒船山を望む 神津牧場の乳製品たち 現在の加工場内

採草地20haから、年間約900個の乾草とロールサイレージ収穫、冬期間の餌としている。


放牧された牛たちの本当のなま乳のおいしさを生かして作られる乳製品。新鮮さや自然のおいしさを残したいから全て手作りで行っている。


広い牧草地で青い草をたっぷり食べたジャ−ジ−牛の生乳から、牛乳、のむヨーグルト、バター、チーズ、アイスクリーム、ソフトクリームを作っている。


■明治時代のバター製造の様子
明治時代のバター製造の様子

手回しの遠心分離器でクリームを取り出している。


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