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消費者と生産者の現地交流会

現地交流会(京都府)

■日 時 平成19年11月5日(日)午前8時50分〜午後5時
■場 所 バス車中、京都府畜産技術センター、ふれあいセンター
■参加者 消費者41人、畜産生産者3人、社団法人中央畜産会 社団法人京都府畜産振興協会(主催)

現地交流会

京都府内で特別な飼養管理により生産された畜産物について、生産者と消費者との交流を通じ、普及推進を図ることを目的に開催されました。

車中で、「きょうと方式の鶏肉・鶏卵トレーサビリティシステム」、京都府畜産技術センターが開発した系統豚「京都ぽーく」(LWD)の説明を受けたのに引き続き、京都府畜産技術センター会議室で、情報交流事例の説明を受けました。

まず、参加者はこだわり卵(国産飼料100%)の西田敏さんのレクチャーを受けました。こだわり卵のうち「京たまご・穀産(こくさん)」は国産鶏に玄米をはじめ魚粉、生米ぬか及び炭酸カルシウム等の国内で数少ない国産の原料で配合した飼料を与えて生産した卵です。

通常の卵と違って着色飼料を給与していないので、卵黄の色が淡いのにびっくりした様子。
卵黄の色を良くするための色素も入れず、トウモロコシの中に含まれている色素もありませんので黄味の色が真っ白なのが特徴です。

続いて、京都府内第1号の生産情報公表牛肉(JAS)認定農場である農組合法人日本海牧場の山崎高雄代表理事から生産情報公表牛肉について説明。同牧場の肥育牛については、「日本短角種に黒毛和種を交配した、和牛間交雑種を約80頭飼養しています。この和牛間交雑種は、肉質は黒毛和種より少し硬いですが、独特の味があり低コストで生産できることと、成長が早く歩留まりが良いことが特徴です」。

平飼い有精卵(PHF Non‐Gmo飼料給与)の生産者の霜尾政幸さん(舞鶴市西方寺)は、できる限り自然に近い飼い方で卵を生産しようとこだわった採卵養鶏経営を実践する苦労を話したあと、「現在は輸入のとうもろこしなどを食べさせていますが、やはり安全が直かに確認できるものが欲しいというのが本音です。このため地元で生産した飼料イネや万願寺トウガラシを飼料の中に取り入れようと取り組んでいます」と今後の計画を述べました。

京都府畜産技術センターで飼養している実際の家畜をみて勉強です。
雨にもかかわらず、写真を撮ったりー

子牛に触ったりー

「この牛はホルスタインで牛乳を生産する牛です」

「この牛は黒毛和牛の種雄牛(しゅゆうぎゅう)といって、雌牛に精液を提供する牛です」

お待ちかね。ふれあい牧場で試食タイム。
「こだわり卵の『京たまご-茶乃月』は、たまごかけごはんにぴったりです」
「京たまご-茶乃月」は純国産鶏交配種「もみじ」に、地元特産品の宇治茶を与えて「卵かけご飯に最も適した卵」を目指して改良を加えた卵です。

「生産情報公表牛肉(JAS)の日本短角種と黒毛和種の交雑種です」

「こんなおいしそうな牛肉を食べるのは、初めてだわ」
京都産の畜産物を堪能して、生産現場の様子も理解したようです。

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